20世紀エディトリアルオデッセイ
栗林書房にて色々担当しております村尾と申します。
今回はブログを担当させていただきます、どうぞよろしくお願いいたします。
で、今回何を書こうかと色々考えていたのですが、まず第一歩ということで,おすすめ書籍の紹介ということにしようかなあと思います。今回はこちら。画像デカかったらまだ不慣れなだけですのでご容赦下さい。
今回、ご紹介するのは誠文堂新光社 赤田祐一/ばるぼら「20世紀エディトリアルオデッセイ 時代を創った雑誌たち」です。
まず何といっても表紙がいい感じで本棚に余裕があれば面陳したい一冊!
だけではなく、内容も雑誌の黄金時代と言われて思い浮かべるPOPEYEであったりとかよりも赤田祐一さんも書いているように伝説的自販機本のJAMやHEAVEN(気になった方は、河出書房新社の山崎春美「天國のをりものが」を。あと派生本として石風社 隅田川乱一「穴が開いちゃったりして」もおすすめです)とかもその雑誌の黄金時代に入っていてそこも含めて振り返っているのが素敵だし面白い。
僕自身、風俗誌になってしまう前のサブカル雑誌だった頃の「GON!」(まずいジュース選手権や高速道路で自転車に乗る幽霊が出るなどの企画が満載)、そして東京公司の制作する雑誌が大好きだったので(青山正明、村崎百郎。危ない一号、鬼畜ナイト)、こういう風に雑誌の歴史を捉えなおしたものはとても面白く感じました。
みなさんもこの本を読んで是非とも気に入った雑誌を集めてみてはいかがでしょう?ネットには出てこない事が多いですが、リアル古書店にならまだあるかも知れませんのでお早めに!!
姉妹書籍として野中モモ/ばるぼら「日本のZINEについて知ってることすべて」も発売中!栗林書房在庫あります!(11月17日現在)まずは手に取ってみてみてー。