二見書房 松原タニシの恐い間取り3まだまだオススメです!
お久しぶりです。金曜日です。
松原タニシさんの二見書房からの人気シリーズ「恐い間取り」第三弾が発売中です。
これまで数多の事故物件に住み、心霊スポットにも巡ったタニシさんは、ある時に真っ黒な自身の写真が撮れた事でこう言われる事になります。
「全てを失うかも知れません」
前作はその期日の前夜でした。
そして、今作。
松原タニシさんは真っ黒な自身の写真の原因となったであろう事故物件や心霊スポットと呼ばれる場所とどう関わり、何を思うのか…そしてその先に何を見るのか…。
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今作に至るまでの松原タニシさんの本で衝撃を受けた話は、全くいわくが無いにも関わらず災難に見舞われ続ける一家の話でした。
読んだ時の何か一歩踏み出した感は今でも鮮明に思い出せます。
ただ今作はそこから更に一歩また一歩と踏み込んでいくんです。
全くいわくがないのに災難に見舞われ続ける原因が朧げに見え、そこに触れてしまったが故に挑まざるを得ない人々の存在…。
それはある意味、松原タニシさん本人に重なるものでもある訳で、これまでの観察者からこのシリーズにおいて少しずつ当事者になっていくドキュメントは本当に読んでいてたまらないものがあります。
もちろん、今まで同様恐い話としてもしっかり恐いですし、オープニングとラストを飾る事故物件入居ドキュメントの味わい深さもとても良いですのでまだ読まれてない方は是非!