橋本治の本が出ています。
金曜日が過ぎてしまいました、日曜日です。
ユリイカの五月号の増刊、橋本治総特集
そして朝日新書714「父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない」
と先日亡くなった橋本治の本が次々と刊行されています。
今はもう絶版な「89」という作品を出した後に「今後時事批評は書かない」と言っていたのですが、それ以降も多くの時事批評を書いていた橋本治の亡くなってから出る作品のタイトルが「指導者はもう来ない」なのが本当に橋本治らしいなぁと思います。
上司は思いつきで~であったり、バカになったか日本人など平成になってからも時事批評でヒットを飛ばしていましたが、僕自身は橋本治の書く小説も独特で好きなので小説のオススメをしようと思いますが、男の人は「巡礼」、女の人は「お春」とかオススメです。
絶版本だと「蓮と刀」とか「革命的半ズボン宣言」「ぼくたちの近代史」とか色々面白いやつあるのです(「デビッド100コラム」とかもばかばかしくて素敵!)、興味ある方はぜひぜひ探してみて下さい。
今と違って文体も内容も分かりづらいけど(本人もよく私の書くものは分かりづらいけどもと書いてましたが…)、ホントすごいので。
あと最近何冊かビジネス書を読んでみたのですが、面白いなぁと思う反面、X JAPANのhideがロケットダイブを出した後にピンクスパイダーを出すことになった経緯を思い出しました。あまりビジネス書を書く人が持ってないと思う視点を持ってたっていう感じです。