店の目的はひとつ

やっと腰がほぼ回復した栗林です。教科書関係が本格化する前でよかったー。とはいえ朝、起きるときは恐る恐るでございます(笑)

さて、我々の仕事は情報が重要です。日々、出版社さんから「新刊案内」が郵送されてきたり、「売れ筋情報」がFAXで流れてきたりしたものに目を通し、注文をするのですが

「これは売れる」と思った本を仕入れております。

出版社さんによっては、ちょっとしたコラムや連載が含まれているものもあり、ついつい読んでしまうものも。

第1回から6回が気になる・・・

先ほど書いた、「これは売れる」は、経験と私見、「自店のお客様に合いそう」「新聞の書評・広告に載って問い合わせがありそう」そんなものが入り混じってのものです。

本が好き、じゃないと難しい仕事ですが、好きな人ほど「これは面白かったから入れよう」が多くなり、知識も貪欲に吸収しているはずなのに、つい自分よがりな棚に生まれ変わってたりするのが、怖いところです。知識と趣味が先立つと、買っていただくための棚でなくなってしまいます。

我々の店は、小さい書店ではありますが、大きい店であれ、小さい店であれ、目的は

お客様の目に触れ、手に取って見てもらい、お買い上げいただくこと

これに尽きます。

「いい本」なのに、売れない。だけど、いい本なんだからもう少し置こう。この本、すぐに売れたけど、うーん、もう追加はやめよう。こんなことを頭の中で葛藤することが多々ありますが、これ、「主観」がつい入ってしまうのです。

お客様に寄り添った棚を7割から8割、少し逸脱した新しい発見を促すものを2割から3割くらいのバランス感覚で、やっていきたいものです。

 

 

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