夏の心霊本のおススメです。
日曜日です。何か月か振りのブログ書きです。
夏ですね、夏と言えば怪談とか心霊、怪奇な本ですが、今年も暑さの到来と共に入荷しました。
深津さくら「怪談まみれ」、松原タニシ「死る旅」共に二見書房からの刊行です。
深津さくら「怪談まみれ」は「怪談びたり」で日常のすきまからフッと差し込む怪奇を描いた”怪談と結婚した女”の異名を持つ女流怪談師の新作で今回も怪異がひたひたと近づいてくる感じが味わえる一冊となっております。
そしてもう一冊が松原タニシ「死る旅」です。
怪談などがお好きな方ならお分かりかと思いますが、今、YOUTUBEやテレビ、本など色んなメディアで怪談をはじめとする怪奇なコンテンツがブームなんですが(もうちょっと前がブームの頂点で今はその余波との声もあります)、
その波に乗ってか、まずは事故物件での録画映像(オーブが飛びまくってるあれです)が大ハネし、そして事故物件での体験などを記した「事故物件怪談 恐い間取り」が大ブレイク、亀梨和也主演で映画化まで!その結果、どんどん仕事は舞い込み、そして松原タニシ自身どんどん心霊スポットに突撃していくことになるのですが…。
めちゃくちゃおススメなんですが、どうおススメしよう?って思うくらいに書き方が難しいなぁという本で、この文章も何度も書き直してるんですが…。
と言うのも、もちろん心霊スポット怪異スポットを巡る中で怪異と遭遇したりする心霊本としての魅力も大きいのですが、「恐い物件2」で松原タニシ自身、色んな事故物件に住んでいた人が体験した怪異などを聞いたり、自分で住んだりしていく中で、他の心霊を生業とする人が見てない景色を見始めてるんじゃないかと思っていて、その見えてきているものが今回、どんどん深化していってそちらの魅力もまた大きく思えてるんですよね。で、そちらをどうお伝えしたら良いか悩んでおりまして…
数多の心霊スポットに出向き、怪異譚を収集しその結果芽生えた違和感に気付きその気づきが積もった結果、彼がどうなり、その果てにどう考えるに至ったか…は是非皆様各々本を読んで頂ければと思います。
どちらもおススメです!