お客様の激動の一年×本屋

昨年の『鬼滅の刃』の大ブレイクで、業界に神風がふいております。

皆さま、なにとぞ「鬼は外」、栗林書房から、まだたっぷりございます『鬼滅の刃』

鬼滅の刃、がっつり置いてます

お買い上げの上、当店から鬼を解き放っていただければ幸いです。

 

先日、たびたび当店をご利用いただいております方、普段はご自身の趣味の雑誌を当店でお買い上げいただき、お会いした際には、少しお話をさせてただいたりしておりましたが、

ある朝、ご来店いただいた際に

「介護、入院に関する本さがしてるんですわ。ちょっと家族が。」

とのこと。費用面であったり、今後のリハビリが書いてあったり、様々な側面がございます
が、できる限りご要望に沿った本を探し、お買い上げに。

その後も、お聞きしていると、なんとご自身はご自身で、転職なさる!

そこは深くお聞きしてませんでしたが、ある程度の年齢において、なかなかな決断、
でも経験、能力がおありで、無事に収まったとのこと、本当に良かったですね、とお話ししてましたら、

次の来店時

「息子が受験なんですわ。どっからやりましょうか?」

とご来店。「算数、あきませんねん。」からはじまり、その前に、今年?ですよね?

な感じで(笑)ある程度の素養があったうえだとは思いますが、こちらも少し心配で。

イメージ画像です

それから、たびたび、学習参考書のところへご来店、

探しながら購入、と繰り返しお買い上げいただいておりました。

こちらも、忙しさにかまけてすっかり忘れてましたが、先日、参考書売場へご来店。

「今日、買うのはないんですけど、報告に。

 おかげさまで。(合格しました)

色々、一緒に探してもらってホント助かりました」

ああ、そうや。もう、終わってるもんね。って、わざわざ、その報告にお店に来て

下さるなんて。我々にできることは、こういうことかな、と思うのです。

ネットではなく、人を介して買うのだから、そこに何か優位性がないと。

でも、この方

ご自身は会社を辞めて、転職活動、そしてご家族が入院、

子供さんは受験

めちゃめちゃハードやったのですが、オールクリアなのがまたすごい。

うちはうちで、

この方の人生そのものに密着した一年やったな、と。

ご家族が倒れられたら、介護の本。

ご自身の趣味の本。

子供さんの受験対策本。

今年は、ご自身の趣味の本、に落ち着けるかな。

もっと多くの方に、寄り添える本屋でありたい、と思う一日でした。

 

 

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