スタッフ雑記

作家自身が語る声の力

投稿日:

栗林です。当店では、店頭販売以外にもご依頼に応じて、学校様での検定受付

や、イベントでの販売なども行っておりまして、その一環で先日は、

大阪樟蔭女子大学様にて、出張販売。

「しょういん子育て絵本館」の開設を記念して

今回は、児童文学の大御所、といっていいであろう あまんきみこ先生と、

今最も人気のある絵本作家、tuperatupera の亀山達矢 先生をお招きしての

鼎談、および読み聞かせが催され、我々はその先生方の本を販売させていただく

ことに。

ブックエキスポでお世話になっている肥田美代子氏は名誉館長です

 

あまん先生は『ちいちゃんのかげおくり』、tuperatupera

先生は『いろいろバス』が読み聞かせの題材に。

『おばけだじょ』は、鼎談の際に紹介されてました。

他にも色々。
新刊も交えて。

我々は、来場される方々への会場入り前の声かけ、休憩時、またお帰りの際の販売

で、イベント中は外での待機なのですが、中の声(tuperatupera先生の、参加者を

交えて何かなさっているときの声が大きいのでよくわかる)も多少、聞けたりします。

そして、あまんきみこ先生の朗読。

『ちいちゃんのかげおくり』、表紙からもわかるように、仲睦まじい家族の中の幼い

女の子がちいちゃん、それが戦争によってその家族も引き裂かれ・・・

戦争の悲惨さを後世に伝える一冊です。

著者自らの朗読、というのは特別で、やはり魂が込められて語られ、

やはりそれは聴衆の琴線にも触れるのでしょう、

「やっぱり、感動しました」

という声が多くありました。すすり泣きの声も多かったそうです。

tuperatupera先生の方は、聴衆を巻き込んでの参加型のトークなので

みんな引き込まれていくのと、また一緒に楽しみたい、という、親しみやすさが

いいなあ、と思いました。

改めて思うのは、

「著者の生の声」というのはパワーがある

ということ。

恥ずかしながら、当店ではほとんどそういうことができておりませんが、

今や多くの書店で著者の方を招いてのトークショーなどを開かれており、聴衆の

方の満足そうな様子を見ていると、より親近感も沸いて、その積み重ねこそが

ファン、新たなる読者を誕生させるのだ、というところから、やはりウチの店は

小さいから無理、というところから一歩今からでも踏み出して、

読者が望んでいるようなことをしたい、そんな思いにさせる出張販売

の一日でした。

 

 

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