漱石の坊っちゃんが本当に坊っちゃんな件

金曜日です。

夏の集英社の文庫フェアの中の一冊、夏目漱石の「坊っちゃん」を読んでいるのですが、読んだことある人も多いのではないでしょうか?

この集英社文庫のナツイチ限定ジャケにつられて購入したのです。

あれ、改めて読んで見ると無鉄砲だが正義漢あふれる坊っちゃんが田舎で大騒動みたいにあらすじには書いてあるんですが、初っ端からなんか違うようなーと思う出だしではないですか?僕自身それが確信に変わったのは坊っちゃんが会ったそばからその人にあだ名をつけていった時でした。

赤シャツってあだ名のセンス!(もちろん赤シャツ着てるから!)

個人的にはめっちゃ爆笑しました。

恐ろしくあだ名にやる気が無いっていうか…あだ名と言えば今だと有吉な印象だったりしますが、漱石も負けてないぞ!山嵐!

そんな序盤を越えるとまぁ何だかんだあったりするのですが、ずーーーっと、本当にずーーーっと愚痴ってるんです。何もねえ田舎だなぁとか、こいつらバカじゃね?とか、団子喰いたいけどまた校長にチクられて怒られるからなぁーとかずっと言ってて(笑)

中でも、下宿先のご飯がずっと芋ばっかで辟易としてる時に、皮肉交じりに「今日も芋ですか?」って坊っちゃんが下宿先のおばあちゃんに言うと「今日は豆腐です」って言われて、「芋も豆腐も変わんねえよ!」って思うとことか神がかって面白いのでオススメです。

さて、そんな面白さ満点の「坊っちゃん」なんですが、読んでてふとめっちゃ怖いよなーって瞬間がありました。それは後半に坊っちゃんがこの地域にずっといると坊っちゃんですら”この地域の人々”になってしまうかもしれないというところです。

それはこの作品でよく言われる”正義感溢れる坊っちゃんが巻き起こす大騒動”の正義感はこの地域に根付いていないよそ者であり、ある種の高等遊民であるが故に発揮できたからであろうし、もしかしたらそれ故のタイトルが坊ちゃんなのかもしれないなーとも。

そうであるならこの作品は痛快無比ではあるがその最後は痛快無比といっていいのかなあとも思えてなりません。

 

 

 

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