大賞
先日は、表で作業をしていたら、
「メキメキメキ・・・」
とヤバい音が。振り返ると、以前は春に咲き誇っていた(ここ数年は咲かなくなって
しまいました)桜の木の、太めの枝の部分から折れてしまいました。
まあ、これを含め、昨日もちょっと残念な事があったりしましたが、
気を取り直して頑張りたいと思う栗林です。
昔に比べて、ホント増えたよなー、と思うのが
○○大賞
昔は、芥川賞、直木賞。そこから、書店人的には
山本周五郎賞、泉鏡花賞といった著名な先生の冠がついた賞であったのが
たぶん、これがきっかけでしょうか
本屋大賞
本に関してのプロが選んだ、「これは傑作」と思う本を投票で選び、一位に輝いた本が
本屋大賞なわけですが、今やこれが芥川賞や直木賞を凌駕する勢いで認知度があがって
います。
そこから、今は地域に波及し、各地で様々な賞が。
沖縄書店大賞、和歌山絵本大賞、広島本大賞、他まだまだございます。
各地で、熱意ある書店員が、委員会を作り、盛り上げているわけですが、我々の大阪
にもございまして
大阪ほんま本大賞
というのが先日発表されたおります。
条件は
「大阪に由来のある著者、物語であること」
「文庫であること」
「著者が存命であること」
大阪の本屋と問屋が選んだ
ほんまに読んでほしい本
ということで今回は
木下昌輝先生(我々の地元、近畿大学ご出身!)
小阪城へも来た事ある、とおっしゃってました!
『天下一の軽口男』(幻冬舎文庫)
に決まり、大阪の書店の多くで展開されてます。
「人を笑かして、お金もらうねん」
大阪においてこれほどタイムリーなキャッチフレーズがあるでしょうか?
上方落語の祖、日本初のお笑い芸人「米沢彦八」の、笑いに一生を捧げた
話でございます。
大阪人にとっては、実に親しみやすい、読みやすい話ですので、ご一読を!