とりあえず点滴、
4月。
自分の人生、18歳からでしょうか、2月・3月・4月はいつもそばに教科書が。
2月に準備、3月には販売、まだ数年前ですが4月は大学のテキスト販売で出ずっぱりで、
気が付けば5月という、20数年でした。
ある意味、絶対に休めない時期で、生前の父もまず休むことはなく、母も今も同様休むこと
はなくバリバリ仕事をこなしており、私も幸い、体が資本という意味では、風邪などそうそうひかない体でここまで来ました。
人間ですから、多少、不調の時もあります。しかしながら、今年だけはどうしようもない
「インフルエンザ」に罹ってしまい、嫁さんに代わってもらいながらなんとか乗り切りました。
もうすぐ母の日でございます。店頭に今、ほとんど立ってない私の目に入ったのがこれ。
われわれの仕事は(今あまり店頭に立ててないので偉そうなことはいえませんが)、元号が変わる、となれば皇室や元号の本を展開し、著名な方が亡くなればその方の本、イチローが引退すればイチローの本、世の中の関心に寄り添う売場が必要なわけですが、近づく「母の日」にちなんだ商品を手配してくれておりました。
カーネーションに添えて、記入したうえでお母さんに渡すのはいかがでしょうか?
思い出を書くところなどもあり、どんな言葉が印象に残っているか?などもありちょっと回想したのですが、この時期というのもあり、つい教科書販売が頭に。
長年、大学の臨時の特設売場にはいつも母と私、+事務の方か親戚か店の誰か、という形でやっていたときのことが思い出され、過去2回ほど、私がどうしても動けない、まあ過労と風邪の両面だったときのこと。伝えると
とりあえず、点滴打ってもらってから来て
このセリフが頭に焼き付いてる。
何かあったときに行く、まさにかかりつけの町医者さん(今は引退されましたが)にいくと
お医者さん「アンタ、仕事のカッコしとるけど、戻るんちゃうやろな?」
私「すいません、どうしても戻らんとあかんのですけど、どうしたら・・・」
お医者さん「アンタの家族は人使い荒いな、まあ、この時期確かに忙しいもんな、ええわ〈看護婦の方に〉点滴、2Fで打ってやって!」
昔ってよく、風邪をひいたら注射打ってもらった、とか点滴してもらった、とか聞いたりしてましたが、今ってどうなんでしょうか?両方、あまり聞かないですよね。
これがでも、効くんですよね、不思議と。その場しのぎでもなんでも(笑)
最後、もうひとつ。
大学の入学式の日を伝えたときの母の言葉が
会場で2時間くらいなんやったら、悪いけどこっち(売場)来てくれへん?
これもなかなかインパクト強かった。ちょうど人出がいるときで。
私は、入学式を欠席し、売場に向かいました。
これはホントにノンフィクションです(笑)
これはこれで、いい思い出です。