平成が終わろうとしてる今、’90年代悪趣味サブカルを振り返る本が幾つか出版されています。

金曜日です。

最近、立て続けに二冊’90年代悪趣味サブカルに関する本が出ました。

コアマガジン コア新書 ロマン優光「90年代サブカルの呪い」

そして太田出版 香山リカ「ヘイト・悪趣味・サブカルチャー 根本敬論」です。

僕自身、17~18歳くらいの時にデータハウスから「鬼畜ナイト 誰もがいたたまれない気分に浸れる悪夢のトーク・セッション」が出て、青山正明、村崎百郎らを知ってそっから危ない1号やGON!などを読んでいったので、結構思春期の間、悪趣味サブカルと接していたんだなぁと二冊の本をぱらぱらっと捲って思ったりしました。

本当にこの悪趣味サブカルは有象無象な世界だったのでライターの質もピンキリでロマン優光が言うように見るに堪えない読むに堪えない酷いものも多々あります。

でも多分、その見るに堪えない読むに堪えないものの持ってるエッセンスは”今”脈々とネットによって培養されて世界に広まってしまっていると書く人は書いてますし、僕自身もそう思います。

なので一度気を付けて触れてみるのも人によっては有意義な部分があるかもしれないしいいのかなぁと思ったりします(言い回しがすごく回りくどいのは本当に内容的に酷いものは酷過ぎるからです(汗))。

個人的にはまずいジュース(通称まずじゅー)選手権とか、高速道路に自転車に乗った霊が出るのを遂に撮影成功!っていってただ実際に猛スピードでチャリンコを走らせて乗ってた人がこけて怪我するみたいな企画が多めの、風俗雑誌になる前のGON!という雑誌が記事としても内容的にも悪趣味サブカルというものがバランスよく編集されていてオススメかなぁと思ったりしております。

ただ個人的には青山正明の文章が内容うんぬんは置いといて持って行き方とか選んでる語彙とかすごい好きなのでそっちの方もオススメだったりします(内容は大抵サイテーですが)。

といってもほとんどが絶版に近いのでお取り寄せすら難しいんですけどもね…。

 

 

 

 

 

 

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