スタッフ雑記

大阪にもいろいろあって

投稿日:2018年7月13日 更新日:

思い返せば二十年前、小阪、八戸ノ里、布施の本屋をハシゴしていました。自転車を得て拡大された生活圏内に本屋が本当にいくつもあって、それが学生時代は普通だと思ってました。

この本屋にはこれがある、あの本屋はこれが充実しているみたいなのを考えて店を回ってたなぁと懐かしく思います。

そんな感じで時は移ろうものなんですが、みなさまに1つ聞きたいことがありまして、、、だいぶ前にテレビで大阪人の特色の一つにたこ焼きでご飯を食べるっていうのがありまして、その番組の中の大阪人は「たこ焼きはごはんのおかずやで!常識やん!」と言っておりました。でも僕からすればたこ焼きっておやつなんですよ。いつから変わったんやろかー

まぁそんな風に大阪であっても色んな文化の違いみたいなんあって、というか大阪弁ですらいくつもあるやん?何か大阪で一個にまとめるんってどうなんやろうみたいなんをずっと思ってたんやけど、そんなんをアカデミックに、しかも大阪弁で紹介した本が出ました。

ミシマ社 江弘毅「K氏の大阪弁ブンガク論」です。

大阪弁ブンガク論

町田康、西加奈子、黒川博行、田辺聖子、谷崎潤一郎などの作品を独自の視点で読み解いてそっから大阪文化とか多方向に広がっていく面白い一冊です。ぱらぱらって読むだけでもそこかしこに大阪弁がというか生きた言葉が躍ってて何かようわからんけど面白いので一度手に取ってみて下さい。

あ、大阪弁ブンガク論にも登場する黒川博行の新刊「泥濘」も在庫有りますので一緒に是非!!(泥濘って聞くとぬかるみの世界とか新野新を思い出しますね)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-スタッフ雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

恐い間取りの家で稲川淳二や泉鏡花の怪談びたりしてたらゾゾゾとした的な。

金曜日です。 お久しぶりです。もういろいろと話題がうつろいゆく感じですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 夏といえばチューブと怪談ですが、今年は結構怖い話関連の本がにぎやかでございます。 こちらは文芸 …

本をじっくり読む

お盆も最終日。明日からお仕事、みなさん復帰できそうですか? 今日は休みをいただいてます栗林です。 何というか、外を見てもお休みモード、時間が不思議とゆっくり進んでいる錯覚に陥ります。 時間だけは、人間 …

橋本治の本が出ています。

金曜日が過ぎてしまいました、日曜日です。 ユリイカの五月号の増刊、橋本治総特集 そして朝日新書714「父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない」 と先日亡くなった橋本治の本が次々と刊行されています。 …

ご注文の本から、色々思うこと。

3連休。 ホント暑い。 海とか行く人も減っているようだし、じゃあみんな家にいるのかな…。 ミナミとか出たら、人がわんさかいるんだろな・・・。 小阪周辺はいたって休日モード。とはいえ、 明日から戻る平日 …

no image

水道橋博士の新刊とサイキック青年団と私。

ブログ、今回は村尾です。 今回のオススメ本は、文藝春秋 水道橋博士「藝人春秋2 (上) ハカセより愛をこめて」です。 藝人春秋2 僕が水道橋博士というか浅草キッドを知ったのは、関西ならよくあることだと …

ぶっくりん 栗林書房のマスコット

ぶっくりん 栗林書房のマスコット
栗林書房ブログ スタッフみんなで更新中

店舗ご案内

店舗ご案内

ご注文・定期購読

ご注文・定期購読

教育関係・企業様へ

教育関係・企業様へ

よくある質問

よくある質問

会社概要

会社概要

お問い合わせ

お問い合わせ
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。