KLFの評伝が発売しますよ。
もうすぐ6月、という事であと半月ほどすると以前ツイッターに書いた、河出書房新社からKLFの評伝が発売されます。金曜日です。
KLFといっても知らない方多いと思いますので説明すると、
ビルとジミーが1987年にロンドンでThe JAMsを結成、そこからTimelords、そしてKLFと続きます。
まず話題になったのがThe JAMs時代の「The Queen and I」。
サンプリングやカヴァーなどを許可しないことで知られるアバの「ダンシングクイーン」を無許可で勝手に使って当然の如く怒られ、で、アバを説得しに行くんですが会ってもらえず、、、その道中の帰る途中で車が畑に突っ込み、そのままレコードを燃やし始めます。
燃やしてるとまぁその畑の農家に見つかりますよね、で、その農家から発砲されるというコントみたいな話があって、で、このレコード燃やしてる時の様子を写真に撮っていて次のアルバムのジャケットに使ってるっていう(笑)
あとはKLF時代の話では、彼らが賞を受賞したんですが受賞後のパーティで演奏中にビルが客席に向かって空砲を撃ち、さらにそのアフターパーティが催されたホテルの外に「私はあなたたちのために死にました、どうぞ召し上がれ」と書いた紙を貼り付けた羊の死体を放置し、会場を去ったっていうのが一番有名だと思います。
ロックンロールのレジェンドたちのどんちゃん騒ぎとかって武勇伝的に語られることは多いですが彼らのように活動そのものがパフォーマンスに見える感じで、かといってそれが難解でなく、そのうえでとんでもなく皮肉がきいてるっていうのって凄いし稀だし、
実は一度メンバーの一人が自伝出したんですがそんなに評判も芳しくなく、ほんとこのままだとウィキとかでしか残らない感じになりそうでそんなのもったいないよーって思ってるところに今回の評伝。結構楽しみなのです。
そんな楽しみな一冊、ジョンヒッグス「KLF:ハウスミュージックの伝説はなぜ100万ポンドを燃やしたのか」は6月19日河出書房新社から発売予定です。
ちなみに彼らの音楽はKLF「WHITE ROOM」という作品が安いし手に入りやすいかと思います。2many dj’sがDJのプレイリストに入れてたりフランツフェルディナンドもサンプリングしてるWhat Time is Love?(Live At Trancentral)も収録されてますし、そうそうKLFはチルアウト音楽の元祖といえたりホント調べると面白いのでみなさまぜひ!