休憩あと33分、書き出します(釜ヶ崎という名の大阪を巡る本、そして春陽堂と言えばな本の発売を祝して)。
一週間て早いですね。金曜日です、ブログ担当は(村)。写真撮り忘れているので時間あれば追加します(結局追加せず!!!怠け者!!!)。
みなさんは今月(2018年2月)のちくま文庫の黒岩重吾「飛田ホテル」読まれましたでしょうか?
僕自身、これ面白いなぁって思ったのが難波利三の解説。
黒岩重吾が感慨深げに思い出の地を巡る・・・というのに難波利三が同行した際のエピソードが書かれてるんですが、本当に「何でそんなことに?」っていう出来事に遭遇しております。ステロタイプの大阪ではない、業の深い歴史ある色んな人たちの汗やら体液が染みとなってしみ込んだ土地が生み出す大阪という磁場が生んだ大阪というものにぴったりの状況というか(笑) 本当にどう書いていいやらって事が巻き起こっているのでとりあえず解説だけでもぜひ読んで見てみてー。
そうそう、飛田繋がりといえば東方出版「定点観測 釜ヶ崎」も入荷しております。
写真家の中島敏の50年の集大成とのことなんですが、まずはみなさん釜ヶ崎って場所に興味あるのではないでしょうか。そんな釜ヶ崎を年代ごとに写真で切り取った一冊。新宿書房の「釜ヶ崎語彙集1972-1973」と合わせて読むと写真だけではない釜ヶ崎の人たちの生のというかむき出しの声も聞こえてくるように読めたりするので、より釜ヶ崎に関する知識が深まるのではないでしょうか。
そして釜ヶ崎などの歴史含めたもので僕自身読んでおもしろかったのが洛北出版の「釜ヶ崎のススメ」。釜ヶ崎の今から昔にいたるまで、そしてそこで生きるしかなかった人々の生きた印のようなものが記述されていてとても興味深かったです。
他にも釜ヶ崎に関しては色々と出版されています、まだまだ今なら普通に手に入るので(新刊流通してないものでも状態が悪くならない内に手に入る場合が多いと思います)興味のある方はお早めにゲットしてください(個人的には寺島珠雄の本が欲しい)。
そしてもうひとつ個人的に春陽堂からめっちゃ欲しいのが出ます。
本当に春陽堂といえばこれな一冊。春陽堂のあの一種独特な江戸川乱歩の文庫、皆さまはご存じでしょう?その挿絵を集めた一冊!新刊案内には、かなり昔に一度発売したけれどもその後ずっと品切れ状態になっていたものに少し文章などを追加しての発売になるようです。春陽堂のあの江戸川乱歩の筆に負けないビジュアル面を補完したとも言えるあのジャケットが一同に!!!新刊注文出しておりますので皆様ぜひぜひ!!!