栗林がトークイベントで話してきました
「お前、ちょっと来いよ」
こんなノリでスタンダードブックストア中川氏から声をかけられたのは3週間ほど前でしょうか。
移転した当店を見に来て下さり、その経緯や今後、店内を見て思うことを話していた中で。
やっと最近、自店に作家さんに来ていただいてのトークイベントをしていたところ、まさかの「話す側」です。
到着したら、告知のスタンドが。なんか自分の名前があるのが不思議な感じでした。
まちの本屋
街の本屋、町の書店、など表現は違えどだいたいみんな同じような意味合いで使われている表現で、だいたい後ろには
「衰退」とか「消える」とかロクでもないフレーズしか付きまとわない昨今ですが、それをキーワードにお話させて
いただくことになりました。
しかしながら、「東大阪の本屋の話を聞きに来てくれる人っておるんか・・・」とここ最近集客する側で胃の痛い日々
を過ごしていたのですが、いざ自分の時は、「まあ、2,3人でもそれならそれで濃い話したらええか」ぐらいに思えて
みんなこんな感じなのかな?とかいろいろ思っていたのですが 16人!
平日の火曜の晩でこんなに来て下さったことにホント嬉しかったです。
書店の方、出版社の方、図書館関係者の方、また当店のお客様も!もちろんそれは嬉しいのですが、何より
当店を全く知らない人
がここに参加して下さっているのが嬉しかったですし、ホントに皆さん熱心に耳を傾けてくれてました。
中川さんに話を振られ、そもそもホント
まちの本屋の定義ってなんなの?
この質問からスタートです。でもたぶん、規模は小さめ。家族経営?とか。商圏が近隣のみとか?
そこからは中川さんの巧みな話術に対して答えていく感じでしたが、思うところを色々言っていただいて
自分なりにも「そうか、そう見えるんだな」とか考えさせられるところがありました。
これは自分の宿題、課題で。
終盤は来場者から質問をうけ、お答えさせていただきました。
また、おすすめ本もってきて!と言われてましたので3点。(私物)
最後の絵本は「アンジュール」。※ルが隠れてました、すいません!
申し訳なかったのが、販売用に用意していなかったこと、自分の店の時は準備しているのにここは本当に失敗しました。
しかも本日(トークイベント翌日)当店を訪ねて下さった方もいたとのこと、この場を借りておわび申し上げます。
最後には当店、というか私が書いてますフリーペーパー「くりばやしだより」(だいたい月末刊行)を参加いただいた
皆様にお配りさせていただきました。なにげに129回目です。
話しながら、これからの方向性とかも整理するなんてかっこいいこと考えてましたが、そんな簡単なわけがなくて。
残すべきものを、変えていくべきものを考える必要は当然あって。不易流行とはよくいったものです。
安泰とはほど遠いこの業界、今の目の前のお客様と向き合いつつ、昨日の目の前は当店の決算棚卸で、
本日今朝終了。移転後3カ月がもうすぐです。さあ、今日も酷暑ですが頑張ります。