スタッフ雑記

それが素敵な子どもかは、さておき。

投稿日:2017年12月8日 更新日:

一週間ぶりのおまっとさんでした(キンキン)、今回のブログは、村尾です。

ある本を紹介しようと思うのですが、その本の内容的な事は多くの批評家などが書いているので(あらゆる芸術を網羅し、魔術的という括りで捉え直した画期的な論考とかナントカ)、そことは違う魅力を語ってみようと思います。

そもそも子ども時代に僕自身が一番好きだった本は、国語辞典ではなく百科事典、とりわけズッシリ重厚な「日本語大辞典」という本でした。

それは何かかっこよさげな図録がタップリで目でも楽しめ、

項目に対して、あまり時代や特定の思想に染まっていないフラットで簡潔な文章が記されることで想像力が広げられる余白があり、

何よりも知の小宇宙がここにあると言えるほどに多くの事柄が網羅されていて、妖怪ウォッチの妖怪や、ポケモンをコンプするように色々な事柄を覚えていったものです。

例えば「ごじゅうろくって名前なんだ?」と興味を持った山本五十六、

小さな写真すらかっこよく、高校時代に友達と見に行った唐招提寺の千手観音、

そして下山三鷹松川という禍々しさが漂う昭和未解決事件の記述などなど、それらは本当に小学生の僕にとって玩具みたいなもので、ペラペラ、ペラペラ捲っては項目を読み返したり、図録を飽きずに眺めたりしていました。

本当はこの日本語大辞典をおすすめしたいのですが、絶版状態であり、それと近いであろう「現代用語の基礎知識」は年度で出ているので妖怪ウォッチみたいに次々買って行かないといけない、、、的な感じになってしまうと思うんですよね。

そこで今回の本題!アンドレブルトンの「魔術的芸術」(河出書房新社)はいかがでしょうか!

魔術的芸術

アンドレブルトン「魔術的芸術」

とにかく重厚感あるハードカバー!小学校高学年くらいからの子どもなら好む子も増えてくるだろう禍々しい図録もタップリ!そして何よりもインテリアに使えるほどのデザインのカッコよさ!!

魔術的芸術

見よこのカッコよさ!

「うちの子どもはそんなの買っても理解できないわ!」と嘆く方もいると思います。しかし全ての本はすべからく正しく理解されるべし、、、ではありません。

読んだけれども理解できなかった本が、社会に出ることで理解出来うるということもあると思います。

何気なく本を捲ったり眺めたりして図録や文章と接することでセンスが無意識的に鍛えられるって事もあるかもしれません。

内容なんか読まずに写真かっこいいから持ってる本が、時を経て読まれることでとんでもない影響を与える事になるかもしれないなんて事になる可能性だってあります。

アンドレブルトンの「魔術的芸術」はそんな本になりうる可能性を持った一冊に入ると僕は思っています。

何より”本”というモノとしての魅力は素晴らしいので。

というわけで大人はもちろん子どもさんも、まずはみなさまお手にとってみて下さい。そして願わくば”本好き”な人々が増えるといいなと思っております。

 

-スタッフ雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

「その犬の名を誰も知らない」

金曜日です。 小学館プロダクション 北村泰一・監修 嘉悦洋・著「その犬の名を誰も知らない」って本が出てまして、これがすこぶる興味深くて今回はご紹介します。 タロジロといえば南極物語でお馴染みですが、そ …

懐かしさと可愛さ、と手作り感で大人気!

昨年12月発売で、発売前から大反響だった『大人の科学』(学研MOOK)の附属品、中身は「活版印刷機」を組み立てるキットが入っております。あ○ゾ○さんでは、発売前から定価以上の高値がついておりました。 …

新型コロナウィルス、そして緊急事態宣言、町の書店は。

こんにちは。 実に、この「新型コロナ」、もちろん当店にも様々な影響を与えてくれています。 もう、あのウィルスの画像はこわくて、引用するのもいやですし、毎日コロナの感染者数、 海外の情勢、中小企業の資金 …

いくら5つ星のレビューがつこうが、自分で発見した本には敵わない。

先日、朝日放送系列でスペシャルドラマ、『白い巨塔』が放映されてましたよね。 結構、V6の岡田君が主役ということもあり、話題になっていたかと思うのですが、 いかがでしょう? 録画だけはして、まだ見てはな …

no image

方言聞き間違いもしくはうろ覚えで微妙に間違えた説を検証。

木曜日といつもよりも一日早いですが(村)ブログ書きたいと思います。 皆さんはぶぶ漬けと言えば「帰らへんかなぁ、、、」の合図って言うのはご存じだと思うんですが、ではぶぶ漬けの”ぶぶ”って何かご存知でしょ …

ぶっくりん 栗林書房のマスコット

ぶっくりん 栗林書房のマスコット
栗林書房ブログ スタッフみんなで更新中

店舗ご案内

店舗ご案内

ご注文・定期購読

ご注文・定期購読

教育関係・企業様へ

教育関係・企業様へ

よくある質問

よくある質問

会社概要

会社概要

お問い合わせ

お問い合わせ
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。