判断基準としての「京アニ」
栗林です。
本当に、残念でならない事件が起こってしましました。我々とは密接に関係のある
アニメ業界、その制作現場にある「京都アニメーション」、通称「京アニ」での
火災、そして有能なアニメーターの方など34名という多くの命が失われました。
こころよりご冥福をお祈り申し上げます。
私は、決してアニメ業界に詳しいわけではありませんが、この業界に生きる限り
はある程度、最低限のことは知っているつもりです。
当店ではコミックも販売しておりますが、やっぱり
テレビアニメ化、映像化
の作品はまず店に仕入れよう、となります。
しかしながら、多チャンネル化も時代とともに進み、そんな映像化作品も
ひと昔前に比べ、もう爆発的に増えました。
そして、時間帯も多くが深夜枠となり、
録画したものを見る
のが一般的となり、大きくない我々の売場では当然ながら
「取捨選択」、アニメ化作品の中から、火がつきそうなのを選ばないといけない
ようになりました。
数年前ですが、映像化作品の仕入れに頭を悩ませていたときに、バイトの子が
「「京アニ」制作やから、
これはいけますよ」
ということで、それを仕入れることに。
当時の私は、
きょうあに??
で、よくわかってません。そこから、ネットで調べて、いかにヒット作が
あるのかがわかりました。
上記のバイトの子を含め、ある程度、アニメに明るい方々には
京アニ
がブランド化
されていたんですよね。もちろん、その時は安定して売れました。
それ以降、
そのアニメ制作が京アニか否か
が仕入れにおける大きな判断基準、となっていきました。
海外でも大人気の「涼宮ハルヒ」シリーズ、「けいおん!」「響け!ユーフォ二アム」
「らき☆すた」など数々の作品。
この業界にも大きく貢献していた会社が、このような悲劇にみまわれたことは、
本当に大きな損失で、将来有望なアニメーターの方々の、なんの罪のない方々の命が
奪われたことは残念でなりません。