回収となっている本がありますのでご報告。

金曜日です。

先日、イーストプレスから発売になった外山恒一さんの「全共闘以後」という本が文章に誤りがあって訂正するために回収となったのですが、

そうでなくても落丁乱丁などがたまに発見されたりします。ただ資格本とかでわざと途中から上下反対にしてたりするものがあって、これどっち?ってなることもあります(それはそういう仕様でした)。

細かいところだと誤字脱字とか、大きなものだと挿絵がないとかいろいろとトラブルあると思うんですが、僕自身、一度あったのが途中からページがループしてちょっと先から再開するっていうのがありました。

分かりやすく言うと100頁まで来たとこで次のページが90頁になってそっからまた100頁まであって、その次の頁が110頁になってるっていう。

で、これが面白かったのが、あるバンドのメンバーの伝記で不仲で解散するんですね、で、ループする直前のラストの行が「これから真実を話すことにしよう」なんです。

おお!と思って読み進めるとあれ?一回読んでるここ!ってなって、(綺麗に繋がっていると意外とすぐには気づかないもんなんですよ)ループが終わるとこどこ?って探してパッと開いたらこれ遜色なしに「これがこのバンドに起こった全てだ」って書いてあるっていう。

ええーーーーーっ!!!ですよ、本当に(笑)

で、やっぱり解散の理由とか知りたいので出版社に電話してーーーーみたいな感じでまぁ正常なというか普通に普通な本と交換してもらった訳なんですが、あれほど知りたかった解散の理由がそんなにあれでもなくてみたいな、ね。

何かちゃんとした本が手に入ったんだけど、あのループ本の面白さみたいなものの方が勝ってたなーって思う今日この頃です。

絶妙な不良だったので、あれはあれでいい本だったなー。

もちろん書店としては乱丁落丁本を売るなんてことはあってはいけないことなのでね。

日々、チェックしておりますが、もしも店頭の本などで発見した場合は最寄りの店員までご報告お願いいたします。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

スタッフ雑記

次の記事

根尾君